お盆の過ごし方

コロナ毎日ですね、いかがお過ごしでしょうか?笑

 
お盆は御先祖をお迎えし、そしてまたあの世に送り出すための風習です。
 
お盆と言うのは初秋祭と言って、仏教伝来以前から祖先霊祭として日本では仕来たりがありました。
 
お盆やお彼岸は仏教だと思われがちですが、仏像崇拝はあっても、仏教を通じて祖先の霊を祀ると言うのはありませんでした。
 
「祖先を敬う日本文化」に仏教が溶け込んだとも言えますが、明治の政策以降に日本の継承文化や風習が失われ、仏教が代行するようになり現代に至るのだと考えられます。
 
 
関東では七月十五日を中心に「精霊送り」をしますが、精霊馬と言ってキュウリやナスを馬や牛に見立て、馬に乗って速やかに帰って来られるように、あの世に上がられる際は牛に乗ってゆっくりと、そんな願いで精霊による御霊迎えと御霊送りが行われました。
 
関西では8月13日の御霊迎えから15日の御霊送りが、祭礼の期間となります。
 
各地によって様々な風習があるのも、日本文化の面白いところです。
 
 
実はお盆の前に、奥津城(お墓)のお掃除をします、関西では8月7日辺りです。
 
本来の風習では、13日に奥津城の前に供えた榊を一枝持ち帰って家の祖霊舎に供えます。御霊はこの枝と共に家庭に帰られ、15日の夕方に奥津城に返して盆行事を終えていました。
 
近年仏教式に変わり、榊をお墓に祀る習慣もなくなれば祖霊舎もなくなり、仏壇に変わりました。
 
御先祖の御霊を迎える風習がなくなり、墓も仏壇もお寺任せ。
 
そして肝心な僧侶も、このような御霊迎えと御霊送りの風習の意味も知らず、難しいお経を唱えられてしまうのです。
 
経典って僧侶が学ぶものですね、あの世では僧侶の修行が始まるのでしょうか?
 
おかしいですよね 滝汗
 
 
 
では、このような現代社会で「お盆」をどのように過ごせば良いか?
 
本来の目的は『感謝』合格
 
日本の御霊迎えと御霊送りは、御先祖に感謝するお祭りです。
 
ご先祖の御霊を迎えるために、それなりの準備をします。
 
仏前の場合、御先祖の話を良く聞くと言った言葉から「聞く=菊の花」そして穢れのない清き心でと言うことで、白い菊の花を中心に言われてきました。
 
しかし供養や風習を調べていく上で、本来の日本の文化を考えると、おもてなしの心であればこだわらなくても良いかと思います。
 
ただ、他人のお寺さんに一任するのでなく、我々の御先祖ですから。
 
ご先祖さまに感謝の言葉は、仏教でなく私たちの言葉や、昔からの風習を重んじるのであれば「謝恩詞」を読んで差し上げるのが一番良いかと思います。
 

謝恩詞

 

かけまくもかしこき

幽冥大神(かくりよおおかみ)の おおまえに かしこみかしこみもまをさく

 

大神の広き厚き恩頼(みたまのふゆ)によりて

食物(おすもの)、衣服(きもの)、住所(すみか)を初め、よろずの事等求(ことどももとむ)る任(まにま)に

令得給(えさしめたま)い

勤むる任(まにま)に

令成給(なさしめたま)い。

 

親族家族(うからやから)和(なご)び睦(むつ)

日にけに心安く楽(たぬ)しく撫でたまい

守りたまいて

現世(うつしよ)を去りぬる後の魂(みたましい)も

永久(とこしへ)に治めたまい恵みたまい

 

幽冥(かくりよ)の制度(ならわし)のまにまに

神の列(みずら)にいれしめたまい

裔(うみのこ)の彌次々(いやつぎつぎ)をも守り幸(さきはへ)ぬべく穴ないたまい助けたまいて

 

現世(うつしよ)も

霊冥(かくりよ)も楽(たぬ)しみ

歓びの変わる事無く尽(つく)る事無く

 

恵みたまい

愛でしみたまはむ事を

嬉しみかたじけなみて

 

たたえごとおへまつらくを

御心(みこころ)も平和(おだひ)に聞食(きこしめせ)とかしこみかしこみまをす。

 

〈省略した場合〉

 

幽冥の大神憐給い恵み給い「かくりよのおおかみあわれみたまいめぐみたまい」

幸魂奇魂守り給い幸給い「さきみたまくしみたままもりたまいさきわえたまい」

※この部分だけを三唱します。
 
一応記載しましたが、昔の大和言葉をベースに祝詞は作られているので、どこで句切っても詠みづらいですよね、でも昔からの想いや意味は伝わりますよね。
 
勿論、現代語で分かり易く伝えても大丈夫です。チョキ
 
 
ポイントは、あの世の全ての神様(ご先祖を含む)の恩恵を受けて、食べ物、着る物、住まいから何から何まで感謝する気持ち。
 
そして、みんな仲良く暮らせますようにと。
 
そして大事なのは、亡くなった後あの世で神様になられますように、あの世でも嬉しく楽しく、ご先祖の歓びが変わらないことを祈り、心を穏やかに暮らせるようにお願いします。
 
私なりの解釈は上差し
 
子孫を見守る神になることは、あの世でも果たすべく役割があると言うことの願い。
 
フワフワ浮遊霊のように彷徨わないように
 
これは同時に我々子孫においても、現世での生き甲斐や楽しみある暮らしを、相互同調させる意味でもあると考えています。
 
鏡の向こう側の世界のように~♪
 
「今」の私たちのことだけではなく、ご先祖のあの世の世界においても、互いに幸せを実感し合え思い合えることを願う。
 
そのように解釈しています。
 
 
例えば、昨日ご近所の友人が手作りのオハギを届けてくれました。
 
本当にありがとうございますハート
 
勿論お供えします口笛
 
ちょっとココから大阪弁になりますが(笑)
 
「お婆ちゃん○○子さんのオハギ美味しいで~いっぱい食べてや~」と供える。
 
そして
 
「お婆ちゃんが、あの世でも美味しい思い沢山出来るように、私も頑張るから見守っててや~」みたいな感じで私が食します。爆笑あせる
 
やっぱ大阪弁だと品がないな~あせる
 
 
其々世界は違っても、一緒に生きている感覚をとても大切にしています。
 
だから普段でも、流しに食器を残しておくと「○○ちゃん、こんな少しくらい洗ってしまいや~」って、祖母に言われた気になり「はい、はい、分かりましたよ~」って、ちょっとメンドクサイなって思いながらやったりします。笑っ
 
おじいちゃんは何も言わなかったのに!
 
 
ウフフ(ノ´∀`*)
 
 
基本、お盆の時期は感謝することが多いです。
有り難いことを思い出して更けたり、有り難かったことに気付いたり、色んな事柄にあらためて感謝したり。
 
好きな音楽も頭の中に流れ、何だか無性に幸せな気持ちいっぱいになります。
 
 
まさに、お盆サマサマなのです。
 
とくに今年はコロナ毎日なので、まったり有り難さを堪能出来ています。
 
暇って、仕事がないって意外と嬉しいw
 
 
ま、目に見えないモノだからこそ、このような風習として大切に残して頂いた知恵、御先祖様や日本の文化に感謝です。虹
 
 
コロナで、お墓参りが出来なくても神棚がありますので、我が家の神棚Wi-Fiは霊界と繋がっております。
 
インターネットで便利な世の中ですね♪
 
我が家のヘブンネットは感度良好です音符
 
 
 
インターよりヘブンの方が幸せですようさぎクッキー